トラフィック|IT用語解説

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トラフィックとは?

トラフィック(traffic)」は元々「交通量」を意味する英語で、ITの世界ではネットワーク上を流れるデータの量や流れのことを指します。特に、ある一定時間内に送受信されたデータの量を表す際に使われます。

Webの文脈では、アクセスの数や送信データ量のことと表現される場合もあり、「アクセス数」という意味合いで使われることもあります。


トラフィックの種類と表現方法

上り/下りトラフィック

  • 上り(アップロード):端末からサーバへ送るデータ
  • 下り(ダウンロード):サーバから端末へ送られるデータ
    日常のWeb利用では、下りトラフィックの方が大きくなる傾向があります。

ネットワーク内部のトラフィック:North‑South & East‑West

  • North‑South(縦方向):クライアントからデータセンターへ、またはその逆方向の通信
  • East‑West(横方向):データセンター内部でのサーバ間通信
    データセンター運用では、両者の違いを意識しながら管理されます。

なぜ「トラフィック」が重要なのか?

  • 輻輳(ふくそう/congestion)のリスク
    ネットワークや回線に設定された容量を超えるトラフィックが発生すると、通信速度の低下やパケットロス、最悪の場合ネットワークが停止する輻輳が起こります。
  • Web運営におけるトラフィック
    Webサイトへのアクセス回数、ページビュー、ユーザー数などは「トラフィック」として扱われ、サイトの人気や集客力の指標となります。SEO対策では、トラフィックの質・量を高めることが成果につながります。

トラフィックの監視と管理のポイント

  • トラフィック監視とは?
    ネットワークやWebサイトに流れるデータ量(bpsなど)をリアルタイムに測定し、異常発生前に対応する仕組みです。
  • 主な監視手法
    • SNMP:ネットワーク機器の状態を広く浅く監視
    • WMI:Windows環境での詳細な監視に特化
    • パケットスニファ:流れるデータをキャプチャして詳細分析
    • フロー監視(NetFlowなど):通信の流れ単位で統計収集。
  • 監視の活用メリット
    • ネットワークの遅延や輻輳の原因把握
    • DDoS攻撃など異常トラフィックの早期検知
    • 負荷分散や帯域制御による安定化。

トラフィック管理による改善策

  • 負荷分散&オートスケール
    トラフィックが集中しやすいサーバやサービスに対して、ロードバランサーやスケーリング機能で柔軟にリソースを振り分けます。
  • 優先度の振り分け
    実時間処理(VoIP・ビデオ会議など)は優先制御を行い、メールやFTPなど非リアルタイム通信は帯域制御するなど区別します。
  • Webサイト運営でのトラフィック最大化施策
    SEO、広告、SNS、リファラル(被リンク)、ダイレクト流入など、多チャネルでの導線を最適化し、トラフィックの質と量を高めます。

まとめ

トラフィックはネットワークやWebへのアクセスで発生する「データの流れと量」を表します。

通信路の混雑(輻輳)を防ぎ、快適な通信を維持するためには、監視と負荷分散が不可欠です。

Webやアプリでは、トラフィック(ユーザーアクセス)を増やすこと=集客や信頼性向上につながる重要な指標です。


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