クエスチョンマーク(?)|IT用語解説

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1. クエスチョンマークの基本

クエスチョンマーク(?)は、疑問や質問を表す記号で、文の終わりに使われるのが一般的です。
日本語では「疑問符」や「はてなマーク」とも呼ばれ、日常会話や文章でもよく使われます。

  • 英語表記:question markまたはinterrogation mark

2. プログラミングにおけるクエスチョンマークの使い方

クエスチョンマークは、多くのプログラミング言語で特別な意味を持ち、主に以下のような使い方をされます。

2.1 三項演算子(条件演算子)

条件に応じて値を返す演算子です。クエスチョンマーク(?)とコロン(:)を組み合わせて使います。

例(JavaScript):

 let result = (age < 20) ? "未成年" : "成人";

上記のコードは、ageが20未満なら「未成年」、それ以外は「成人」をresultに代入します。


2.2 null安全演算子(null条件演算子)

C#やKotlinでは、nullでない場合のみ処理を実行するための演算子としてクエスチョンマークが使われます。

例(C#):

string firstChar = s?.Substring(0, 1);

snullでなければSubstringが呼ばれ、nullなら何もしません。


2.3 null許容型(Nullable型)

Kotlinでは、変数がnullを持てるかどうかを示すために、型名の後ろに?を付けます。

例(Kotlin):

var name: String? = null

この場合、nameにはnullを代入することができます。


3. 正規表現におけるクエスチョンマーク

正規表現(Regex)では、クエスチョンマークは直前の文字やグループが0回または1回出現することを意味します。

例(Regex):

colou?r

この正規表現は、「color」と「colour」のどちらにもマッチします。


4. URLにおけるクエスチョンマーク

WebのURLでは、クエスチョンマークはクエリパラメータ(検索や条件指定など)の開始を示します。

例(arduino):

https://example.com/search?q=keyword

この例では、「q=keyword」がクエリパラメータで、「keyword」を検索していることを表します。


5. ファイル検索におけるクエスチョンマーク

UNIX系のシェル(ターミナル)では、クエスチョンマークは任意の1文字を表すワイルドカードとして使用されます。

例(Bash):

ls file?.txt

このコマンドは、「file1.txt」「fileA.txt」など、fileの後に1文字が続き、.txtで終わるファイルを検索します。


まとめ

クエスチョンマーク(?)は、単なる記号ではなく、文法・プログラミング・Web開発・ファイル操作などITの多くの場面で重要な役割を果たします。

初心者の方も、用途ごとに意味を覚えることで、効率的にITスキルを身につけられるようになります。

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