自然言語とは?
自然言語(Natural Language)とは、日本語や英語など、人間が日常的に使う言葉を指します。コンピュータが理解しやすいように人工的に設計されたプログラミング言語とは異なります。多様な語彙や文法、曖昧さや文化的背景が含まれているのが特徴です。
IT分野では、自然言語は「コンピュータ言語」と対比して使われることが多く、人間同士のコミュニケーションに用いられる言語全般を指します。
自然言語処理(NLP)とは?
自然言語処理(NLP: Natural Language Processing)は、こうした自然言語をコンピュータに理解・解析・生成させる技術です。たとえば、文章の意味を解析したり、質問に答えたり、文章を生成したりする仕組みが含まれます。
主な処理方法やタスク
- 形態素解析:文章を「意味をもつ最小単位(形態素)」に分割し、品詞を割り振る処理。
- 構文解析:文中の単語の構造的関係(主語・述語など)を解析する処理。
- 意味解析/文脈解析:文の意味を理解し、文脈を考慮して適切に解釈する処理。
実際にできること(活用例)
自然言語処理は、私たちの生活の様々な場面で活用されています。
| 種類 | 活用例 |
|---|---|
| 検索エンジン | 曖昧な入力でも意図を汲んで、適切な検索結果を返す技術に活用。 |
| 翻訳(機械翻訳) | Google翻訳など、文脈を考慮した自然な翻訳を実現。 |
| かな漢字変換 | 入力された文脈に応じて漢字変換する。日本語入力の精度向上に貢献。 |
| チャットボット/音声アシスタント | 「Siri」や「Alexa」など、自然な会話を通じて情報提供や操作が可能。 |
| 文章要約/テキストマイニング | 長文を自動で簡潔に要約したり、大量のテキストから意味ある情報を抽出したりする技術。 |
| AI‑OCR(文字認識) | 手書き文字を読み取ってテキスト化する技術で、自然言語処理が精度向上に寄与。 |
初心者が押さえるべきポイント
- 曖昧さの存在:自然言語には、多義語や省略、文脈依存が多く含まれ、コンピュータには解釈が難しい部分があります。
- タスクごとに異なる処理工程:形態素→構文→意味→文脈という段階を踏む複雑な処理が必要です。
- 日常の機能に広く浸透:検索、翻訳、音声アシスタントなど、身近なサービスに自然言語処理技術が使われています。
まとめ(初心者向けポイント)
- 自然言語は「人が自然に話す言葉」、NLPはそれをコンピュータが扱う技術です。
- 「入力理解」「文脈判断」「応答生成」などが可能になり、検索や翻訳、チャットなどに日常で使われています。
- 曖昧さへの対処や文脈理解が鍵となるため、それらを支える技術や手法を知ることが理解への第一歩です。


