死の谷|IT用語解説

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「死の谷」とは?

死の谷」とは、研究開発の成果を実際に製品化・事業化する過程において、資金や技術、市場の不確実性などから多くのプロジェクトが頓挫してしまう障壁を指します。

4段階の技術経営モデルでの位置づけ

新技術が市場に出るまでのプロセスを、以下のように4段階に分けるモデルがあり、各段階間に障壁があるとされます。
研究応用研究製品化・事業化市場定着

段階障壁の名称内容
研究応用研究魔の川基礎研究を応用へ移す難しさ
応用研究製品化・事業化死の谷製品化や事業化に進む上での資金・調達・流通などの壁
製品化市場定着ダーウィンの海市場競争や消費者反応などに対応する難しさ

「死の谷」は、この応用研究から製品化・事業化へ進む際の重要な難関です。


なぜ「死の谷」が深刻なのか?

  • 資金調達と収益のギャップ
    製品化には大規模な資金が必要ですが、まだ収益が安定していないため、資金繰りが難しくなります。
  • 市場ニーズとのズレ
    技術的に優れたシーズでも、市場のニーズと合致しなければ製品は売れず、事業化が困難に。
  • インフラや人材、規制の壁
    試作品の量産や流通体制の整備、法規制の対応には高いコストと専門性が求められます。
  • モチベーションの低下や社内連携の不足
    目に見える成果が出ない長期化による担当者のやる気低下や、経営と現場の対話不足も障壁になります。

「死の谷」をどう乗り越えるか?

  • 資金調達の多様化
    ベンチャーキャピタル、助成金、クラウドファンディングなど、複数の資金源を確保することが重要です。
  • 市場調査と製品調整の繰り返し
    顧客ニーズを正確に把握し、製品・事業計画に反映させていくことが求められます。
  • 技術・組織・法制度への対応
    量産・流通インフラの整備や、特許などの知財対策、規制対応の計画を練る必要があります。
  • 外部リソースや戦略パートナーの活用
    オープンイノベーションや他社との連携により、リソース不足を補う動きも効果的です。

まとめ

項目内容
死の谷とは応用研究から製品化/事業化に進む過程で直面する、資金・市場・技術などの障壁
主な原因資金不足、技術未成熟、市場ニーズとのズレ、流通/インフラ/規制、人材・モチベーション、組織連携の不足
乗り越え方多様な資金調達、市場理解と製品調整、インフラ・知財・規制対応、外部パートナー活用
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