DDoS攻撃|IT用語解説

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DDoS攻撃とは?

DDoS攻撃(Distributed Denial‑of‑Service attack)とは、「複数のコンピューターから同時に標的(サーバーやネットワーク)に大量のトラフィックを送り正当な利用者がアクセスできないようにするサイバー攻撃」です。

DoS(単一からの攻撃)が1台から行うのに対し、DDoSは複数のマシンを使う点が特徴です。


なぜ「Distributed(分散)」が重要?

複数の場所・デバイスから攻撃が行われるため、攻撃元を特定しづらく、防御が難しいという性質があります。多くはボットネット(マルウェアで感染した複数のデバイス)を利用します。


DDoS攻撃の仕組み

  1. ボットネットの構築:一般的にはマルウェアでデバイスが乗っ取られ、ボットとして制御されます。
  2. 攻撃の実行:C2(Command & Control)サーバーを通じて命令され、対象に大量のトラフィックを送ります。攻撃の手口には、IPスプーフィングやリフレクションも含まれます。

DDoS攻撃の種類

種類内容
ボリューム攻撃大量のデータ送信で帯域を圧倒UDPフラッドなど
プロトコル攻撃ファイアウォールやロードバランサなどのリソースを枯渇させるSYNフラッド
アプリケーション層攻撃HTTPリクエストを大量に送ってサーバー処理能力を奪うHTTP Floodなど
マルチベクター攻撃複数手法を組み合わせて同時に仕掛ける高度な攻撃

なぜDDoS攻撃は対策が難しいのか?

  • トラフィックが合法な通信と似ているため判別が困難
  • 複数地点から始まる攻撃のため防御が追いつかない

これらにより防御に専門的な技術と対策が必要になります。


DDoS攻撃の影響(事例紹介)

Cloudflareは過去に7.3 Tbps、直近では11.5 Tbpsにも及ぶ記録的DDoS攻撃を自動防御で阻止しました。この攻撃はIoTやクラウドから発信された大量のUDPパケットが原因とされています。

また、別の攻撃では45秒にわたり37.4 TBのデータを送る攻撃が行われました。


初心者にわかりやすい例え

交通渋滞に例えると:

DDoSは複数の車線全部に無数の車が押し寄せ、本来の目的地に行けなくなる状況です。


主な対策方法

  • ファイアウォール・IPS導入
  • キャパシティの増強やトラフィックの分散
  • CDN/DDoS対策サービスの利用
  • 通信の異常を検知し自動遮断する仕組み

まとめ

DDoS攻撃とは、複数のデバイスによって大量のアクセスが集中することでサービスを妨害する攻撃手法です。初心者が理解すべきポイントは以下の通りです。

  • 複数のマシンを使うため防ぎにくい
  • 種類や用途によって攻撃方法が異なる
  • 大規模攻撃は企業の信用・収益に深刻な影響
  • 防御には専用技術・インフラが必要

正しい知識を持つことが、適切な防御策につながります。

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