インクリメントとは?
プログラミングでは「インクリメント(increment)」とは、変数の値を1だけ増やす操作を指します。例えば、x = x + 1と同じ意味を持つ x++ や ++x のように書きます。
前置インクリメントと後置インクリメント
- 前置インクリメント(
++x):変数の値を増加させた後、その新しい値を使う。 - 後置インクリメント(
x++):現在の値を先に使い、その後に増加する。
例(Java):
int i = 10;
int k1 = ++i; // i→11, k1→11
int k2 = i++; // k2→11, i→12
この違いは式の評価順に影響します。
よく使われる場面
- ループ処理:
for (int i = 0; i < 10; i++)のように繰り返し処理で使われます。 - カウンターの更新:クリック回数や条件を満たした回数のカウントなど、動的な数値の管理に便利です。
利用時の注意点
- 前置と後置の違い:混同すると意図しない結果になることがあります。
- 言語の制約:Pythonなど一部の言語では
++が使えずx += 1の記述が必要です。 - パフォーマンス差:特にC++では前置がオーバーヘッドが少なく高速な場合があり、推奨されることもあります。
スクラム開発における「インクリメント」
スクラム、アジャイル開発では「インクリメント」とは、スプリントの成果として完成した機能や成果物(コード、ドキュメントなど)を指します。各インクリメントは「完成の定義」を満たしている必要があります。
まとめ(ポイント振り返り)
| 分野 | 意味 | 主な用途 |
|---|---|---|
| プログラミング | 変数の値を「1増やす」操作。 ++x, x++。 | ループ、カウンター、配列アクセスなど |
| スクラム開発 | スプリントの「完成した成果物」 | 完成の定義を満たす機能や成果物 |


