データレス|IT用語解説

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データレス(Data-less)とは?

簡単に言うと、データを端末に保存せず、クラウドなど外部に保存する運用方式のことです。
主に企業向けに導入される方式で、ローカルにデータを残さず、安全性を高める目的があります。


いま注目される理由

  • 端末紛失時のリスクを軽減
    データが端末内に残らないため、紛失や盗難による情報漏えいリスクが低減できます。
  • 運用の柔軟性
    ログインすればどこでも同じ環境で作業でき、端末の種類を問わない利便性があります。また、仮想デスクトップ(VDI/DaaS)などと組み合わせる運用も可能です。
  • 軽快な操作感
    ソフトウェアは手元の端末で動作させ、クラウドベースでデータを扱うため、仮想デスクトップ方式より応答性が高い点が特徴です。

注意点

  • 常時インターネットが必要
    クラウドと接続できないとデータが使えないため、オフライン環境では作業ができません
  • クラウド環境の整備が必須
    運用にはクラウドストレージ契約やデータレス運用を支える専用ソフトウェアの導入が必要です。

よく似た用語との違い

用語意味と特徴
ステートレス状態を保持せずに処理する方式。同じ入力には必ず同じ出力。Web通信などに多く見られる。
サーバーレスサーバの管理不要で、クラウド側で自動スケールする方法。関数単位でコードを稼働でき、FaaSなどが代表例。
ペーパーレス化紙資料をデジタル化し、印刷せずに業務を行う方式。コスト削減や共有性の向上がメリット。

データレス」は主に「端末にデータを残さない」運用方式を指すので、これらとは異なる概念です。


まとめ

データレス(Data-less)」は、端末に一切のデータを保存せず、クラウドなど外部環境でデータを管理・処理するIT運用の考え方です。

企業や教育現場、テレワークなどで特に注目されており、情報漏えい対策業務の柔軟性向上に貢献します。

一方で、常時インターネット接続が必要であったり、導入にはクラウド基盤の整備や初期コストがかかる点には注意が必要です。

データレスは、ゼロトラストセキュリティ強化の潮流の中で今後ますます重要になる運用方法のひとつです。
まずは「自社に必要か?」「どう運用するか?」を見極めるところから、検討を始めてみましょう。

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