Excelで条件付き集計を行う際によく使われるのが、COUNTIF関数とSUMIF関数です。
どちらも「条件に合うデータ」を扱う関数ですが、
- COUNTIF → 件数を数える
- SUMIF → 合計を出す
という明確な違いがあります。
この記事では、COUNTIFの使い方を中心に、SUMIFとの違いと実務での使い分けをわかりやすく解説します。
COUNTIFの使い方(基本)
構文
=COUNTIF(範囲, 条件)
例①:特定の文字を数える
=COUNTIF(A1:A100,"東京")
A1〜A100の中で「東京」と一致するセルの数をカウントします。
例②:数値条件でカウント
=COUNTIF(B1:B100,">=70")
70以上の値の件数を数えます。
ポイントは、比較演算子(>=など)はダブルクォーテーションで囲むことです。
SUMIFの使い方(基本)
構文
=SUMIF(範囲, 条件, 合計範囲)
例:東京の売上を合計
=SUMIF(A1:A100,"東京",B1:B100)
A列が「東京」の行だけを対象に、B列の数値を合計します。
COUNTIFとの違いは、合計範囲があることです。
COUNTIFとSUMIFの違いを比較
| 項目 | COUNTIF | SUMIF |
|---|---|---|
| 集計内容 | 件数 | 合計 |
| 引数の数 | 2つ | 3つ |
| 主な用途 | 人数・件数確認 | 売上・金額計算 |
シンプルに言えば、
- 「何件あるか?」→ COUNTIF
- 「合計はいくらか?」→ SUMIF
という使い分けになります。
実務での使い分け例
① 営業管理
- 東京の案件数 → COUNTIF
- 東京の売上合計 → SUMIF
② 成績管理
- 80点以上の人数 → COUNTIF
- クラス全体の合計点 → SUMIF
③ 在庫管理
- 在庫10未満の商品数 → COUNTIF
- 仕入金額の合計 → SUMIF
「数を知りたいのか」「合計を出したいのか」を考えると、自然に選べます。
よく使う応用テクニック
ワイルドカードを使う
=COUNTIF(A1:A100,"東*")
「東」で始まるデータをカウントできます。
-
- → 任意の文字列
- ? → 任意の1文字
セル参照を使う
=COUNTIF(A1:A100,D1)
条件を別セルに入力しておくと、集計条件を簡単に変更できます。
実務ではこの方法が非常に便利です。
よくあるミス
① 数値条件のクォーテーション忘れ
>=70 ← エラー
">=70" ← 正しい
② 範囲のズレ
COUNTIFやSUMIFでは、
範囲と合計範囲の行数が一致している必要があります。
COUNTIFS・SUMIFSとの違い
複数条件の場合は、
- COUNTIFS
- SUMIFS
を使います。
例:
=COUNTIFS(A1:A100,"東京",B1:B100,">=70")
複数条件を扱う場合は、こちらを使用しましょう。
まとめ|COUNTIFの使い方を理解すれば集計が楽になる
COUNTIF 使い方のポイントは次の通りです。
- COUNTIFは「条件付き件数」
- SUMIFは「条件付き合計」
- 数値条件はダブルクォーテーションで囲む
- 実務ではセル参照を活用する
まずはCOUNTIFをしっかり理解し、
必要に応じてSUMIF・COUNTIFSへステップアップしましょう。
条件付き集計を使いこなせるようになると、Excel業務の効率は大きく向上します。


