ケバブケースとは
ケバブケース(kebab-case)は、プログラミングやウェブ開発における命名規則の一つで、複数の単語をハイフン(-)で区切り、すべて小文字で表記する方法です。
例えば、「first-name」や「is-available」のように記述します。
「ケバブケース」という名称は、ハイフンが串刺しのケバブのように見えることから名付けられました。
ケバブケースの特徴と用途
- 全て小文字: 単語はすべて小文字で記述します。
- ハイフンで区切る: 単語間をハイフンでつなぎます。
この命名規則は、特に以下の場面で使用されます。
- HTMLの属性やクラス名: HTMLでは、クラス名やデータ属性などでケバブケースが一般的です。例えば、
class="main-content"
やdata-user-id
のように記述します。 - CSSのプロパティ名: CSSでは、プロパティ名がケバブケースで記述されています。例えば、
background-color
やfont-family
などです。
他の命名規則との比較
プログラミングにおける他の一般的な命名規則とケバブケースを比較すると、以下のようになります。
- キャメルケース(camelCase): 単語を連結し、最初の単語は小文字、以降の単語の先頭を大文字にします。例:
firstName
、isAvailable
。 - スネークケース(snake_case): 単語間をアンダースコア(_)で区切り、すべて小文字で記述します。例:
first_name
、is_available
。 - パスカルケース(PascalCase): 各単語の先頭を大文字にし、単語を連結します。例:
FirstName
、IsAvailable
。
ケバブケースは、特にウェブ関連の技術で多用される命名規則です。適切な場面で使用することで、コードの可読性と一貫性を向上させることができます。