🧠 アプセトネデブとは?
ネットワークの勉強を始めるとよく出てくる「OSI参照モデル」。その7つの階層を覚えるのに各階層の頭文字を語呂でつなげたものが「アプセトネデブ」です。
語呂 | 階層名 | 英語名 |
---|---|---|
ア | アプリケーション層 | Application |
プ | プレゼンテーション層 | Presentation |
セ | セッション層 | Session |
ト | トランスポート層 | Transport |
ネ | ネットワーク層 | Network |
デ | データリンク層 | Data Link |
ブ | 物理層 | Physical |
💡 ポイント:「上から順にサービスの提供」「下から順にデータの送信」が行われます。
この記事では、OSI参照モデルとは何か、各階層の役割、「アプセトネデブ」の覚え方を解説します!
🌐 OSI参照モデルとは?
OSI参照モデル(Open Systems Interconnection model)は、ネットワーク通信を階層構造で分けて整理するための国際標準モデルです。
メリット:
- 通信トラブルの原因を特定しやすい
- プロトコルや機器の役割を明確にできる
- ネットワーク構築や設計での共通理解になる
🧱 各階層の役割と特徴
【第1層】物理層(ブ) – Physical Layer
- 役割:データを電気信号や光信号に変換し、ケーブルや無線で通信します。
- 例:LANケーブル、光ファイバー、Wi-Fi
【第2層】データリンク層(デ) – Data Link Layer
- 役割:隣接機器間の通信を制御。エラー検出とフレームの整形も担当。
- 例:Ethernet、MACアドレス、スイッチ
【第3層】ネットワーク層(ネ) – Network Layer
- 役割:異なるネットワーク間でパケットを転送し、経路選択(ルーティング)を実施。
- 例:IP、ルーター、ICMP
【第4層】トランスポート層(ト) – Transport Layer
- 役割:通信の信頼性を確保。データの分割、順序付け、再送制御を行います。
- 例:TCP、UDP、ポート番号
【第5層】セッション層(セ) – Session Layer
- 役割:通信セッションの開始・維持・終了を管理。
- 例:SQLセッション、NetBIOS
【第6層】プレゼンテーション層(プ) – Presentation Layer
- 役割:データの暗号化、圧縮、形式変換を行い、異なるシステム間でのやりとりを可能に。
- 例:SSL/TLS、JPEG、MPEG
【第7層】アプリケーション層(ア) – Application Layer
- 役割:ユーザーが直接利用する通信アプリやサービスを提供。
- 例:HTTP、FTP、SMTP、DNS
🎯 アプセトネデブの覚え方と活用法
✅ 覚え方のコツ
語呂で順番に覚えるだけでなく、下から上へ積み上げるイメージを持つと理解が深まります。
📝 覚え方の例文:
「アルバイトのプログラムでセールスのトーク、ネットでデビュー、ブチ上がり!」
(意味より語感重視で記憶に残すテクニックです)
✅ 活用シーン
- 資格試験対策(ITパスポート、基本情報技術者、CCNAなど)
- 実務でのネットワーク構築やトラブルシューティング
- エンジニア志望者の基礎知識として
✅ まとめ:アプセトネデブでネットワークの基礎をマスター!
OSI参照モデルはネットワークの土台となる重要な知識です。
「アプセトネデブ」の語呂合わせを使えば、7つの階層もスムーズに覚えられます。
ネットワークに携わるすべての人にとって、理解しておいて損はありません。ぜひこの記事を参考に、学習に役立ててください!