二次元コード | IT用語解説

IT用語解説

二次元コード 2D code

二次元コードとは、数字や文字などの情報を、縦(垂直)・横(水平)の両方向に情報を持つ表示形式のコードのことを指します。
通常のバーコードは一方向にだけ情報を持ちます。
そのため二次元コードの方が記録できる情報量が多い特徴があります。

二次元コードの特徴

記憶密度が高く小さな面積に多くの情報を格納できます。
読み取りエラー訂正機能によって、汚れや傷などに強く、安定して読み込むことが可能となっています。
二次元コードの読み取りスキャナで360度全方向からの読み取りが可能です。

二次元コードの種類

QRコード

マトリクス型二次元コードのひとつ。
数字・英字・漢字・カナ・記号バイナリ・制御コード等のデータを扱うことが可能な二次元コード。
大きな情報量、誤り訂正機能といった二次元コードの特徴に加え、読み取り性能にも優れています。

Micro QR

デンソウウェブによって開発された、QRコードより更に小さなスペースへの印刷が可能なQRコード。
35文字という制限がありますが、名刺やウェブサイトなどで使用されます。

Han Xin

チャイニーズ・センシブルとも呼ばれる、簡体字中国語の文字とすべての ASCII 文字と数字の両方をエンコードするために開発された二次元コード。
可変サイズのマトリックス構造の二次元コードです。

DotCode

極小の点であるドットから構成される二次元コード。
工業の用途において、高速で信頼性の高いバーコード生成が行えるDotCodeが採用されている。
製薬や物流などの業界でも使用されている。

Data Matrix

マトリックス型の2次元コードで、日本ではデータコード(Data Code)とも呼ばれます。
アメリカ中心に普及している二次元コードです。
形は正方形もしくは長方形の2種類があります。
基盤や部品へのダイレクトマーキングでの使用実績が多い。

PDF417 Code

スタック型の2次元コードで、ASCII文字や数字の他にバイナリーも情報化できるようにしたコードです。
免許証や出荷明細書、IDカードなどで使用されている。

MaxiCode

物流の仕分けや追跡のために開発されたマトリクス型の二次元コードです。
読取り速度が非常に速く、誤り訂正機能を持ち、どんな角度でも読み取ることが可能となっています。

Aztec Code

二次元マトリックスコードで、航空券や自転車の登録用書類などで使用されています。
より小さなスペースで多くのデータを収納できるコードです。

Codablock F

スタックシンボルの二次元コードです。
物流業界の出荷や梱包でよく使用される二次元コードです。
2~44段重ねることができ、各段は4~62シンボルキャラクタで構成されています。

MicroPDF

情報量を減らすことで印字面積を減らした二次元コードです。
情報化密度の向上と省スペース化を実現しています。

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